うごくみそおけ 動く味噌桶

うごくみそおけ(動く味噌桶)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。味噌蔵の5尺くらいある大きな味噌桶[みそおけ]が浮かんで動いていってしまったというもの。

いちがんのにゅうどう」が持って運び出してるという体で発生してるのですが、そうみえてるのは味噌蔵から桶を持ち出してるのを目撃したひとりダケで、あとから集まって阻止しようとした津田家の武士たちにはそのすがたはまったく見えてませんでした。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

和漢百魅缶│2019.08.23
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