においへんげ 匂変化

においへんげ(匂変化)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。屋敷の門番のおかみさんの匂[におい]おばさんに変化をして、変な伝言などを伝えに来たりしました。

あしもとをみると、片方がぞうり、片方がげただったりと少し変なところがあったりしました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。 匂は丈は5尺でたくましく、仁王のようだということで「仁王」という愛称があったと描かれています。

和漢百魅缶│2019.06.19
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