みょうじんのしんちょく 明神の神勅

みょうじんのしんちょく(明神の神勅)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかった術の一ッ。屋敷の者を急に倒れさせて神がかりになったようにして「踊りの奉納をつづけろ、影身となって見まもるぞ」などと大明神さまを騙っておつげを下して来たりしました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。これにしたがって津田利信の祖母である老尼はどしどしと神仏へささげる踊りをつづけました。

和漢百魅缶│2019.06.09
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