じひびきとびいし 地響き飛石

じひびきとびいし(地響き飛石)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。利信が捕獲した狐を自慢の稲富流の鉄砲で見せしめのために撃ったあと、屋敷に何百もぶち込まれてきた石つぶて。

戸や障子に当たって家が震動するほどの地響きがあがったものの、当たったはずの障子は紙にすら何も異状は無かったといったもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

和漢百魅缶│2019.05.24
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