おにのむすめ 鬼の娘

おにのむすめ(鬼の娘)

昔話に出て来るもので、鬼の親に「そろそろお前も人間と何かしらの勝負をして、相手を負かせて食べたりしなけりゃならぬ」といいつけられた娘の鬼。

何人かの人間に勝負をいどんで相手の得意種目で競おうとしますが、ものすごく強そうだったり、屁の音の勝負だとか恥ずかしかったりで「やっぱり勝負はやめよう」と引き下がりっぱなし。このままでは……と思って、弱そうな年寄りに勝負を挑みましたが相手の言って来たのはかくれんぼで、「隠れたのを探し出すなら勝てそうだ」とはじめますが、数を知らないので言われた数までをかぞえることが出来ず、結局なにも食べられなかったソウナ。

和漢百魅缶│2018.05.23
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