きょべつ 巨鼈

きょべつ(巨鼈)

唐のころ、蜀で獲れた1尺以上もある大きな鼈[すっぽん]。ゆでて食べようと鍋にかけられたのですが、熱湯の中でもふつうに泳いでおり、一日以上、お湯がぜんぶなくなるまで加熱してもぴんぴんしてたので、こわくなったひとたちは「竜なんじゃないか」ともとの水の中へ放してやったソウナ。

和漢百魅缶│2018.03.17
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