あかきかみのけもの 赤髪獣

あかきかみのけもの(赤髪獣)

甲州の地蔵岳で見られたことがあったという7尺くらいの身のたけがある大きな獣。赤い髪をふりみだして歩いてたり、あぐらをかいて坐ってたりしたといいます。

『裏見寒話』にある話では、猟師が鉄砲でこいつのおなかを撃ったところ、倒れるかなと思ったら近くにあった草をとって傷口におしこんで、あわてることなく山の上のほうへすがたを消したといいますトカ。

和漢百魅缶│2018.02.24
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