おおまごい 大真鯉

おおまごい(大真鯉)

羽後などにつたわるもので、巨大な真鯉[まごい]の化けたもの。真っ黒い大きな口の姿になって廃寺に泊まった旅人や僧侶を食べてました。

ある旅の僧侶がこれをみきわめて退治、その正体が魚だったことから、魚板[ぎょばん]という魚のかたちの板を叩いて時刻とかを知らせるために音を出すものがお寺にはあるのだよ、といった昔話として語られてます。

和漢百魅缶│2017.08.11
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