せんばじょうきゅう 占婆城鳩

せんばじょうきゅう(占婆城鳩)

占婆城の木々の枝のうえに棲んでる鳩[はと]で、過去十六万劫も未来十六万劫先までもずっと畜生道の鳩のまま解脱が出来ずいるという存在。かなしみのはと。

☆ 莱莉垣桜文 附註 占婆城で釈迦が語ったというとされるもの。「ぎおんじぎ」と対句として並べられたりしてます。

『宝物集』曰
「占婆城の鳩 祇園寺の蟻の過去八万劫畜生なりき 又未来八万劫も畜生なるべしとこそ仰せられける。過去遠々占婆城の鳩 未来永々祇園寺の蟻といへり」

『宝物集』(久遠寺本)曰
「仏 弟子ヲ具シテ占婆城ヲ行キ給ケルニ樹ノ枝ニ鳩ノ居タリケルヲ仏 弟子ノ知恵ヲ心ミンガ為ニ「アノ鳩ハ何ツヨリ鳩ニテ有ルゾ」ト問給ヒケレバ「過去八万劫ハトナリキ未来八万劫ハトナルベシ」ト申ケレバ釈尊 仏眼ヲモテ照シテ「過去八万劫ノサキ八万劫鳩ナリキ 未来八万劫ノ後又八万劫鳩ナルベシ」トゾ仰セラレケル」

「四八万劫」とも記されてて、八万劫が四ッあるという意味。

和漢百魅缶│2017.03.10
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