やかんかさね 薬缶累

やかんかさね(薬缶累)

お湯を入れた大きなやかんに目口が生えて、かさねの顔が浮かび出てきたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
笠亭仙果『八重撫子累物語』に登場するもので、村人たちが与右衛門の家で百万遍供養をおこなうときに、累らのうらみで生じた人面疽が毒気を吹き、いろいろなものを動き出させたり目や口がついたりする場面に描かれてます。

和漢百魅缶│2016.12.12
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