せんかくきょう 蟾閣鏡

せんかくきょう(蟾閣鏡)

むかし、有祇国から献上されたという金のかがみで、これで照らしみるとどんな魑魅[ちみ]たちなども、たちどころ に見あらわせるチカラがあるのだといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『洞冥記』曰
「望蟾閣十二丈上有金鏡 広四尺 元封中 有祇国献此鏡 照見魑魅不獲隠形」

望蟾閣[ぼうせんかく]というところに置いてあったことからの呼び名のようです。ここでの「ちみ」は魑魅魍魎妖怪変化などの総称のようなものでしょう。

和漢百魅缶│2016.11.27
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