かみなりいし 雷石

かみなりいし(雷石)

和州高市郡の小槻にあるもので、むかし天からかみなりが落下してきて、石にそのあとが残ってるというもの。

このとき落ちて来たかみなりは、石のかげに隠れてたのですが、すぐ近くにまつられてる大日様によって発見されて、ふんどしを没収されてしまいます。

「ふんどしがなくては困る…」と、大日様に相談したところ、「この地にもう落ちないとするなら、ふんどしは返してやろう」と言われ、もうその付近には落雷をさせぬことを契約して天に戻してもらったソウナ。

和漢百魅缶│2016.10.12
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