どうけんせい 銅剣声

どうけんせい(銅剣声)

むかし、お百姓さんが牛たちをつかって畑の土おこしをしてたところ、畑の土の下から何か声がしてきて牛たちも人々もびっくり。調べてみると銅剣があったので、持ち帰って牛小屋に置いておいたところ、今度は夜になるとぎらぎらとひかり輝きわたって牛たちがまたまたびっくり。

びっくりして牛小屋の外に投げ捨てたところ、銅剣はたちまち飛び上がってどこかにいなくなってしまったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『聞見後録』曰
「近歳[牛+建]為資官二県接境 地名龍透 向氏佃民耕田 忽声出地中 耕牛驚走 得銅剣一 長二尺余 民持帰挂牛闌上 入夜剣有光闌 牛尽驚移之 舎中其光益甚 民愚亦驚懼 擲於戸外即飛去 蓋神物也」

和漢百魅缶│2016.03.19
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