さざれいし さざれ石

さざれいし(さざれ石)

芸州高宮郡の福王寺におさめられてるふしぎな石。

不用意に持ち出されたりすると怒るらしく、毛利輝元がさざれ石を城に持ってきたときは電光雷鳴を起こし、福島正則が扇でぽんぽん叩いたときはものすごい大雷雨を吹き荒し、豊臣秀吉がこのさざれ石を所望して聚楽第[じゅらくだい]に取り寄せたときは巨大な明王のようなものが眠っているときにあらわれて眉間近くに剣の刃を突き向けてきたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
むかし、紀州千里浜でみつかり内裏に献上され、醍醐天皇から藤原公忠に下賜され、さらにそれを武田氏信が手に入れ、福王寺に納められたとされてます。

和漢百魅缶│2016.03.14
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