びなんおこぜ 美男虎魚

びなんおこぜ(美男虎魚)

むかし、魚たちがこんぴら参りにいったとき、くじらがはしゃいで疲れすぎバタリと卒倒。「助け起こしてくれた者とめおとになるわいな」と「びじょぼら」が言ったので、魚随一の美男であったこの「おこぜ」が頑張って助けてやったのですが、そのとき転がったくじらにつぶされて顔面がぐちゃぐちゃになってしまい、いまの「おこぜ」な顔になってしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
予州越智郡などにつたわる昔話にでてくるもの。

和漢百魅缶│2015.12.07
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