じぞうたおのきつね 地蔵峠の狐

じぞうたおのきつね(地蔵峠の狐)

雲州飯石郡の下刀根につたわるもの。変化の玉をもっててそれを使っていろいろなものに化けてひとを化かしてたといいます。

あるとき、このさいころはすごいなぁすきなところを望んで振れば大阪の景色も江戸の景色も浮かび出るなぁ、と言ってた男のウソにのせられて変化の玉とその何の効力もないさいころを交換こ。大失敗してしまいますが、その後、役人などの声色をつかってなんとかその男を化かしだまして変化の玉を取り返しましたトサ。

和漢百魅缶│2015.11.02
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