やまおとこ 山男

やまおとこ(山男)

越後岩船郡の蛇喰などにつたわる昔話に出て来るもの。田んぼに水がなくなって困ってしまった男のもとに山男があらわれて「水をいれてやるから、娘をひとり嫁にくれ」といわれます。姉たちはいやがりますが一番末の娘がその条件をのんで嫁に行き、ひょうたんと針千本をつかって山男を退治して帰って来ます。

正体は大きな蛇だったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
猿や蛇が田畑へ水を入れてくれるかわりに娘を嫁に求める昔話の型のうちの一ッ。山姥や山男の正体を大蛇とするものいくつか存在してます。

和漢百魅缶│2015.08.15
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