さがみやのねこ 相模屋の猫

さがみやのねこ(相模屋の猫)

東海道の大磯の宿場のはたご「相模屋」に夜な夜な現われてはお客や家の者をおびやかしてたという化け猫。もともとは飼い猫でしたが、おかみさんのごはんを盗むようになり、川に投げ捨てられましたが、這い上がり、化け猫になったトカ。

武者修行中の仙石権兵衛が立ち寄った折りに、下女に化けて出たこれを退治したソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
仙石権兵衛は仙石秀久[せんごくひでひさ]のこと。仙石の講釈に登場するもので、むろん後世の脚色として組み込まれたもの。

和漢百魅缶││2014.10.14
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