ちょかんたい 豬肝胎

ちょかんたい(豬肝胎)

原因もわからずに体の中に生じるというふしぎなもので、ぶたの肝臓のようなかたちのもの。夢の中で神と契ったりするとこれが宿ったりするとも。

むかし、楊天成というひとの嫁入りまえの娘が体調すぐれず、いつの間にか腹が巨大にでっぱってしまったのでほうぼうの医者にみせたが原因がわからず困っていると、呂復というお医者の「桃仁煎をのませるとよい」という見立てがあたり、これがポロリと排出されて、快復したトカ。

和漢百魅缶││2014.09.14
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