けつおき 血汚鬼

けつおき(血汚鬼)

夜道などに立ってて、ひとを化かしたりするという女のすがたのおばけ。ひとに向かって「血の汚れがありますか、どうですか」と血しぶきのようなものがついた自分の着ている着物を見せて来ます。

下に着てるのも汚れてますかなどと言って、微笑みながら上着を脱いでいったりするので「これは人間じゃない、ばけものだ」と感じて人が逃げると、目の前に巨大な図体の巨人が現れたりして、さらにびっくりさせて来たといいます。

和漢百魅缶│2014.05.15
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