おおきなむかで 大きな蜈蚣

おおきなむかで(大きな蜈蚣)

竹富島につたわるもの。むかし荷物をいっぱいのせた船が沖に出ると、帆柱に海鳥が山のように留まって来て船が沈みそうになって大よわり。船の神様に念じていたところ、大きな蜈蚣が現われて帆柱に登り、海鳥の足をかじってまわって追い払ってくれたんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
これがあったことから、むかでの絵を描いた蜈蚣旗というものを船の安全のためにはためかせるようになったと言われていました。

和漢百魅缶│2012.03.27
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