うすひきばあさま 臼曳婆様

うすひきばあさま(臼曳婆様)

讃州の菅沢につたわるおばけで、夏の土用のころに水辺に近づいたり泳いで遊んだりすると、これが出て来てひっさらっていってしまうと言われています。

むかし、石臼をひきずりながら池に没したばあさまが、これになったとも。

☆ 莱莉垣桜文 附註
佐渡の「うすおいばばあ」との関係は未詳です。水辺に出て子供を取るという点では総州の「てながばばあ」に近いものがあるようです。

和漢百魅缶│2012.03.24
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