ぶんぶんむし ぶんぶん虫

ぶんぶんむし(ぶんぶん虫)

房州の千倉の瀬戸につたわるもので、眼病の母が食べたいといった「大豆のおかゆ」を求めようとした貧しい娘が、どうしても工面がつかずに長者の蔵に忍び込んだところ、運悪く番人に見つかってしまい殺されてしまいました。以後、この村では大豆を植えるとこの娘の霊がぶんぶん虫になって出て来て食べてしまうようになり、大豆をつくらなくなったと言います。

和漢百魅缶│2012.02.26
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