たいこのばち 太皷桴

たいこのばち(太皷桴)

下総の宗像村などにつたわるもので、むかし「かみなりさま」は印旛[いんば]沼の上で雷を鳴らしているときに、たいこのばちを落として沼の中にしずめてしまったので、それ以後は印旛沼の上をこえて向こう岸に行かなくなり、俗に天気をみるときに「かみなりさまは沼を渡れぬ」と言われてたソウナ。

和漢百魅缶│2012.02.13
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