くもおんな 蜘蛛女

くもおんな(蜘蛛女)

予州の城辺あたりにつたわるもので、糸車をまわして糸をつむいでいる姿で野道などにあらわれたあやしい女の姿のおばけ。どんなに弓や鉄砲で撃っても何ともなかったのですが、糸車の軸があやしいと見破られ、そこを射抜かれると消えたといいます。正体はくもだったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
人間の体ではないものが弱点というのは、糸や綿をつむいでる姿に化ける妖怪によくあるもので「おうみばばあ」なども同様のもの。

和漢百魅缶│2012.02.04
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