はねありのき 羽蟻気

はねありのき(羽蟻気)

仁和3年(887)の8月4日と8日に現われた、虹のように大きく空をうめつくしたという羽蟻[はねあり]の大群。地震と大風の兆しと見られたようです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『日本三代実録』曰
「有気 如煙非煙 如虹非虹 飛上属天 或人見之皆曰是羽蟻也 時人云古今未有如此之異」

887年の記事には実際に地震と大風の起きたことも記されていて、自然との関係も大きくうなづける妖怪だったようです。

和漢百魅缶│2011.08.08
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