かんえもんどんのたぬき 勘右衛門どんの狸

かんえもんどんのたぬき(勘右衛門どんの狸)

江州の高島郡にすんでいた勘右衛門というひとの家によく出没したというたぬきたちで、夜中に「かんえもんどーん、かんえもんどん」と声をかけながら戸をたたいて来たり、家の外に置いてある下駄をガッチガッチ鳴らしたりしたと言います。

☆ 莱莉垣桜文 附註
信州に出た狸の「おそくなります」と同じようなものです。

和漢百魅缶│2011.07.23
Design. Koorintei Hyousen 2009