しらとりのいらつめ 白鳥の僮女

しらとりのいらつめ(白鳥の僮女)

白鳥の精霊で、朝あまくだってきては石で土手をつみ、晩に天へと帰ってゆき、また次の日は自然に崩れてしまった石の土手を直し、ということを大昔延々つづけていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『常陸国風土記』にあるもので、鹿島郡の白鳥という地名の由来。いつまでたっても終わらないような業務をしている点は「五劫のすりきれ」の天女とおなじような具合。

和漢百魅缶│2011.01.04
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