じょろうむし 女郎虫

じょろうむし(女郎虫)

石州の浜田に伝わるおばけ虫で、そのむかし、船頭に捨てられてしまったのを苦に木に首をくくって死んでしまった遊女の霊がこの虫になった、と言われています。

☆ 莱莉垣桜文 附註
口元が紅をさしたみたいに真ッ赤で、ある程度成長すると糸を首に巻いたような形で木にぶら下がり、最後には死んでしまうという生態から、そのような謂れが語られるようになったそうです。

和漢百魅缶│2007.12.18
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