ふるそま 古杣

ふるそま(古杣)

山の中にすんでいるおばけで、大きな木が倒れるような大きな音を出して人をびっくりさせます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
四国などにつたわるものです。各地の天狗倒しや、信越の「ききり」、奄美の「ヤマンシェ」など山仕事の時に遭う似たものは数多くいます。

土州の幡多郡では使い古された桑で出来た墨壷[すみつぼ]や石楠花で出来た木筆[すみさし]が山で放置されて、それに死んだ杣人のたましいなどが入ったりすると「ふるそま」になる等とも言われてたそうです。

和漢百魅缶│2006.12.29
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